ドラッグストアで解決! 妊娠中の立ちくらみ
みなさま、こんにちは!
本日もご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、妊娠中の立ちくらみやめまいについてお話ししていきます。
妊娠中、少し動くと目の前が白くなる/暗くなる、ふらつく、休みながらでないと動けないなど、経験されたことはありませんか?
また、現在そのような悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
今回はそのような状況を改善するものを紹介していきたいと思います。
この記事を読んで分かること
①妊娠中の立ちくらみの原因が分かる
②妊娠中の立ちくらみに対する対処法が分かる
妊娠中の立ちくらみの原因
妊娠すると、お母さんの身体は赤ちゃんを育てるため、出産をするために、大きな変化が起きます。
その変化の一つは、体の血の巡りです。
赤ちゃんに栄養を与えるために、血液の量は増え、その増えた血液を身体中に回すために心臓もたくさん動くようになります。その一方で、体の先、手足(抹消:まっしょう)の血管が広がる、という状態になります。
そのため、血圧を測ると、変わらない人もいれば、なかには下がる人もいます。(妊娠高血圧症候群などの合併症の場合を除いて)
この血圧が下がる、体の先の血管が広がることが、立ちくらみに影響します。
立ちくらみがあると、貧血を心配される方が多いですが、実際は血圧の問題であることが多いです。
貧血はゆっくりと進んだ場合は、立ちくらみというよりは、疲れやすさなどとして気づかれることが多いです。
生理の出血がとても多くて、明らかに血液を失っている場合などは立ちくらみの症状が出ることもありますが、目立った出血もなくゆっくりと進む貧血の場合は、立ちくらみとして自覚されることは少ないです。
実際、立ちくらみの訴えがある方に血液検査をしても貧血でないこともたくさんあります。
多くの方が、立ちくらみと表現されるように、動いた瞬間に症状が出ることが多いです。
人間は体を動かす時、特に頭を上に持ち上げる時に、血圧を調整しています。頭が上に上がった分、体を動かした分、血圧を上げてやらないと、頭をめぐる血液が少なくなり、めまいが起こります。
妊娠中はこの調整が悪くなるため、めまいや立ちくらみが起こります。
もともと細身で血圧が低い方などは起こりやすいです。
痩せていて足の筋肉がない方も同じような症状が起こりやすいです。
立ちくらみへの対処法
そのような時は、「弾性ストッキング」を試してみてください。
弾性ストッキングというのは、市販で売られている、メディキュットなどの着圧タイツのことです。
なぜこれを履くと良いのでしょうか。
着圧タイツを履くと、足の血管が広がるのを防ぎ、血液の巡りを良くします。
そのため、体の動きが加わった時にも、頭にしっかりと血液を回すことができるので、めまいが起きづらいということになります。
今回、この記事を書くにあたって、印象的なエピソードがありました。
妊婦健診に来ていた方が、妊娠してからめまいがひどく会社をずっと休んでいる、外に出掛けられなくなり困っていると、悩まれていました。その日は健診の日でもなかったのですが、とても困っているから検査をして欲しいということでした。
血圧はもともと低めで、80/60mmHgくらいでした。血液検査をしましたが、貧血などはなく全て正常でした。そこで、この着圧タイツをおすすめしました。
そうしたところ、次の健診に、とても症状が良くなり本当に助かりました!と笑顔でいらっしゃいました。こんなに笑顔になるなんて!と、とても嬉しかったので、今回、このように記事にすることにしました。
着圧タイツを履く時の注意ですが、妊娠中は、膝下のものか、長くても太ももまでのものにしましょう。タイツタイプのものは、お腹への締め付けが強いので控えましょう。
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。
周りのお友達や娘さんなど、困っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えてあげてくださいね。
さて、次回は、生理前・生理中の立ちくらみについて書いていきます。